紹興へ(第1日)
家の向かいの電気量販店の階段下に店を構えた航空チケット屋がある。「あんなスペースでもきちんと商売できるのだ」と勝手にそこに中国のたくましさをみて感心していた。そこでシンセン→杭州の片道航空券を購入した。思いのほか店員が親切でストレス無くことが済んだ。中国でストレス無く買物が済むことは幸せなこと。こちらで初めて見るEチケットを手にして「このチケットを空港カウンターで見せればいいの?」と何度も店員に尋ねた。「身分証明書を出すだけで良い。問題無い。」と言われるが一抹の不安を抱えながら帰宅した。中国に滞在経験のある方なら分かるだろうがこの「問題ない(没問題)。」という言葉に何度となく裏切られてきた。
杭州空港は紹興市と杭州市の中間にあるため、先に紹興に寄ってみることにした。空港からバスで紹興市へ着くと、地球の歩き方の地図を頼りに妻が事前にネットで予約した宿へとてくてく向かった。なかなか水郷の街の良い雰囲気を漂わせている。今回の旅には2つの目的を設定していた。一つは江南地方の水郷の古鎮(古村)を巡ること、もう一つは蘇州の庭園を満喫すること。最初から趣のあるこの水郷の街の雰囲気に少し興奮気味。宿にもあまり迷わずに辿り着き、受付の人も親切でひと安心。宿は昔の屋敷を少し改装したもので中庭と各部屋の関係がとても心地よい。中庭では従業員が卓球を楽しんでいた。
街を少しぶらついた後、夕食は友達に勧められた魯迅の小説で有名は“咸亨酒店”に行ってみた。食券を買ってセルフサービスの学食のようなシステム。どの皿も冷めており、ちょっと今ひとつに感じた。食後街のメインストリートの解放路をぶらつくとスターバックスを見つ け2人でお茶した。中国でもここ数年で驚く勢いでスターバックスが増えている。日本では人が多くて好きではないのだが、中国ではそこそこましな雰囲気の店内で安いコーヒーが飲めるので愛用している。いつものように小杯の本週珈琲12RMBを飲んだ。本週珈琲(Coffee of the week)を注文すると必ず店員が「大ですか中ですか?」と聞いてくる。「大ですか、中ですか、小ですか?」とは聞いてこない。スターバックスを見つけるとちょっと都会のような気がして不覚にも安心する。旅行第一日目としてはなかなか順調と言えるだろう。
タクシー(自宅→シンセン空港) 71
飛行機(シンセン→杭州) 890×2人= 1780
バス(杭州空港→紹興) 30×2人= 60
夕食 57
コーヒー 49
ミネラルウォーター 3
宿泊費/日 210
計 2230RMB (=33450円)
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