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2007.5.19 新幹線で南京へ(第25日)

 一週間と長居した友人宅を後に、無錫から南京(なんきん、ナンジン)へ列車で向かった。2007年4月のダイヤ改正で登場したばかりの中国版新幹線に初乗車。これは和諧号(ヘゥーシエ号)と呼ばれる動車組(ドンチャーズー)の高速列車で、時刻表等に記載のある列車番号の頭にDの記号が付く。川崎重工の新幹線E2系を元に中国のメーカーと共同開発されたものが多数を占めている。川崎重工以外ではボンバルディア(カナダ)、シーメンス(ドイツ)、アルストーム(フランス)のそれぞれが中国メーカーと共同開発した高速鉄道が走行している。中国らしいと言えば中国らしいのだが、海外メーカーの名前はあまり表に出ず、基本的に中国製という言い方をしている。

 事前に買った切符を手に改札を抜けて待合場所へと向かった。どうやらこの高速鉄道とそれ以外の列車に乗る人の待合場所が別れているらしい。人で溢れかえる中国の駅のイメージとは違い、ゆったりスペースが確保されている。高い切符を買った乗客を特別扱いしてくれているようだ。見渡すとまわりの乗客もマナーが良さそうに感じる。ちなみに切符代は無錫から南京まで片道一人51RMB(770円)と非常に安いと思う。

 車両外観は白地に青のラインが入り、日本の新幹線のイメージそのまま。中国製と言いたいのであれば、日本の新幹線を想起させないカラーリングをすれば良かったのにと思いながら列車に乗り込んだ。座席も清潔でゆったりとしている。無錫で買ったポケット時刻表を眺め、友人が持たせてくれたおにぎり(E子さんのおにぎり最高!)を開いて出発を待つ。静かーに動き出し、徐々に加速する。乗り心地も日本の新幹線と全く変わらず素晴らしい。約一時間の快適な旅だった。僕の中の中国の鉄道のイメージが大きく変わった。中国旅行でこの動車組(ドンチャーズー)を利用するのはお薦めだ。

 南京ではチェーンホテルの如家(ルージア)に泊まった。大きな町には大抵如家ホテルが数軒ある。幸いここでは地下鉄新街口(シンジエコウ)近くにある非常に便利な場所に宿泊することができた。

 チェックインを済ませた後、まず繁華街の夫子廟(フーズミァオ)周辺へ向かった。週末だったせいか人出が多く、かなり賑やかだ。ちょっと作られた観光地という感がいなめないが、初日としてはちょうど良いかもしれない。川の辺りをぶらぶらした後に江南貢院(ジアンナンゴンユエン)と呼ばれるかつての科挙(かきょ)の試験会場を訪れた。

Jiangnangongyuan06Jiangnangongyuan04 二畳ほどの小部屋に9日間閉じ込められて受験をしたらしい。想像を絶する過酷な試験。この小部屋が再現されて、中に受験生の人形が置かれている。受験生が漏らしたであろう「こんな狭いところに何日も閉じ込めて・・・」といった文句が書かれてあり、微笑ましい。ここは中国最大の試験場で、2万室以上もあったという。展示されている平面図や模型から当時の様子を想像してみると面白い。小部屋が並んだ号舎一列で何十メートルあるのだろうか。一列だけでも再現したら、さぞ迫力あることだろう。

 科挙試験の成績トップ3を上から状元(ジュアンユエン)、榜眼(バンイェン)、探花(タンフア)と呼ぶ。展示の中に出身省別の状元、榜眼、探花の歴代合計数が示してある。なんと6割近くが江蘇省と浙江省の2つの省出身者で占められている。当時の江南地方がいかに他を圧倒して文化度が進んでいたかがうかがえる。

Nanjing07 Nanjing08  夕方頃、市の南に位置する城門“中華門(ジョンフアメン)”を見に行った。明代の南京城の正門で、巨大。幅、奥行きともに100mを超える。門兵の人形が並ぶ横、馬で駆け上がったであろう斜路を登る。城門上から眺める夕日に照らされた南京の町は印象深かったが、横で城壁を一所懸命建設している様子が気になる。このずっと続く城壁は遺跡ではなく、新しくつくられたもの?ということはこの城門は本物なの?まあ、現存する中国最大の城門と言うのだから、一部を修復したということなのだろう。

市内バス           4

列車(無錫→南京)               102

地下鉄         4

江南貢院   30

アイス                         4

中華門                       40

夕食                         30

宿泊費/日                    224

計                       438RMB(=6570円)

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