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2007.5.21 美齢宮(第27日)

 美齢宮(びれいきゅう MeilingGong)は1931年に国民政府主席官邸として南京政府によって建てられた。1933年に竣工し、当初は“小紅山官邸”と呼ばれていた。後高級官僚が中山陵(ちゅうざんりょう ZhongshanLing)を訪問した際の休憩場所として使われた。1947年に国民党政府が重慶(じゅうけい)から南京に移った後、蒋介石(しょうかいせき)官邸となった。蒋介石とその妻、宗美齢(そうびれい)がよく滞在していたために美齢宮と呼ばれるようになった。

 地下1階、地上3階、床面積2000㎡余りの中国式宮殿建築。36万銀元を費やしたとされるが、現在でどのくらいの価値なのかはわからない。緑の瑠璃瓦、朱色の柱、そして梁が極彩色で飾られたいかにも中国的な外観だ。何度見てもこの色彩感覚には慣れない。1000以上もの鳳凰の彫り物が見つかっているそうだ。一方、内部空間は悪くない。ステップフロアになっており、構成が面白く、間取りもシンプルで分かり易い。旅行書によると「贅を尽くしたインテリアや装飾品、華やかな宗美麗の生活ぶりを知ることができる」とある。さぞかし豪華なのだろうと期待して来たのだが、それ程でもない。ちょっとがっかり。部屋の広さ、前面に広がる庭園など空間的には贅沢かもしれないが、贅を尽くすとは言い過ぎだろう。もっと華麗な室内を想像していた。当時としては凄いということなのだろうか。

Meilinggong01 Meilinggong04  1階で宗美齢の足跡が展示紹介されている。宗美齢は清国の有力財閥、宗氏の三女として上海で生まれた。次女、姉の宗慶齢(そうけいれい)は“中国革命の父”孫文と結婚している。アメリカ留学から帰国後、新しい時代に向かってそれぞれの道を歩む「宗家三姉妹」は映画にもなっている。宗美齢は積極的に夫の政治活動に関わり続けた。特に、第二次大戦中に抗日援助を訴えて全米を演説して廻ったことは有名。このことがアメリカの世論を大きく動かしたと言われている。蒋介石の死後は、アメリカに住居を移し、2003年に105歳の生涯を閉じた。

 この日は南京博物館にも寄っている。1933年に開館した歴史のある総合博物館で、貴重な収蔵品を数多く持つ。個人的には狂ったように精緻な木彫刻の容器や壷に感嘆した。この精緻さは今中国のどこへ行けば出会うことができるのだろうか。

市内バス・地下鉄     18

美齢宮入場料                   30

博物館入場料                   40

夕食                         78

アイス・パン                     8

コーヒー                       39

宿泊費/日                    224

計                       437RMB(=6555円)

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