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2007.5.29 秦始皇陵、兵馬俑博物館(第35日その2)

 始皇帝の墓である秦始皇陵(しんしこうりょう QinsgihuangLing)は一見単なる小山。とりあえず頂上まで登ってみる。ある中国人が指を指して「あそこに兵馬俑博物館が見える」と教えてくれた。なるほど遠くに体育館のような建物が見える。四周を見渡してしまうと、他にすることもなく降りてきた。ちょっと物足りない気がして、墳丘周囲を案内してくれるカートに乗ってみることにした。簡単な説明をしながらしばらく進むと途中でカートを降ろされた。前方に小屋のようなものがある。意味不明だが、中で一人一人占いをして何かを記した紙を渡される。そして、前へ進み、係りのひとにその紙を渡すと、「あなたにはこれ」・・・・、そういうことか、単にお払いと称して売りつけたいだけのようだ。もちろん「不要(ブーヤオ、いらない)」と答えて終わり。一緒に廻っていた台湾人観光客も「全く、すぐ何かを売りつけようとする!」とこぼしていた。もちろん彼らも購入せず。このカートツアーは完全に期待はずれ。

Qinshihuangling02_2  墳丘だけを見ると、堺市にある仁徳天皇陵と比べて小さい印象を持った。秦始皇陵の墳丘は東西345m、南北350m、高さ52mの四角錐。仁徳天皇陵は長さ486m、方形部の幅305m、円形部の直径245m、高さ35mの前方後円墳。実際は規模的にあまり変わらない。郊外の自然環境のなかに存在する秦始皇陵と普通の街中に唐突にある仁徳天皇陵、周辺環境によって印象が大きく異なる。人間の(僕の?)認識なんていい加減なものだ。ちなみにエジプト最大規模のクフ王ピラミッドは底辺230m、高さ146m(現在138m)。

 墳丘の規模は他の古墳と変わらないとしても秦始皇陵の場合は地下宮殿が存在する。史記の記載によると銅を敷き詰めた上に棺を納めた墓室があり、その中は宝物を散りばめた楼閣や宮殿があるという。更に川を表現して水銀を流したとされる。実際、調査により水銀の存在が確認されて史記の記載の信頼性が高まっている。また、盗掘を防ぐために自動発射の弓矢が仕掛けられているそうだ。まるで、インディー・ジージョーンズの世界だ。始皇帝のスケールの大きさとそのクリエイティビティには舌を巻く。

 さて、次はいよいよ20世紀最大の発見と言われる兵馬俑(へいばよう Binmayong)。兵士や軍馬を等身大で再現した素焼きの副葬品。墳丘の1.5km東にあり、死後の始皇帝を守っている。1974年に井戸を掘っていた農民が偶然見つけたというのはあまりにも有名な話。1,2,3号坑が博物館として公開されているが、現在も発掘作業が続けられている。写真でよく紹介されている兵馬俑がずらっと並んだ1号坑の光景、いつか見たいとあこがれ続けたその光景が今自分の目の前にひろがる。その感動をしばらくかみしめる。圧倒的だ。壮観な景色。

Bingmayong01_2 Bingmayong02_2 Bingmayong07_2 Bingmayong10_2  周囲をぐるっと一周できるようになっている。色々な角度からの眺めを楽しみながらゆっくりと歩く。兵士たちの横顔はなかなか男前。本当に一人一人の顔が違う。やはり実在の兵士をモデルに一つ一つ作ったのだろう。柵を越えてもう少し近づきたい衝動にかられる、・・・もちろんきちんとした日本人とし行動した・・・。発掘した状態のまま破片だらけのところや、それらの組み立て再現作業を行う一角が横に並ぶ。また、何体かはガラスケースに展示してあり、間近で見ることができる。細部の仕事の丁寧さは驚異的。片ひざをついた兵士に特に魅かれた。顔や胴体は言うに及ばず、靴の裏まで細かく表現されている。どこかに飾る芸術作品としてではなく、土の中に埋めてしまうものとしてこれだけのエネルギーをかけてつくられている。現代人の我々の価値観、感覚とは全く違う。

Bingmayong11_2 Bingmayong13_2 Bingmayong14_2 Bingmayong15_2  2号坑では全体が発掘されたバラバラの状態を展示。崩れ落ちた湾曲した幾筋もの梁の跡を見ることができる。つまり、兵馬俑はきちんとした構築物の中に納めた上に土を盛ったということ。3号坑では兵士と軍馬の隊列の様子がよく分かる。真上から見下ろせるようになっていて面白い。その他忠実に再現された銅馬車の1/2の模型を展示室で見ることができる。

 全体としてはやはり一号坑の迫力がいつまでも心に残る。お決まりの観光コースではあるが、ここは来る価値がある。いずれにしても始皇帝恐るべし。

バス                   16×2=32

タクシー                        4

華清池                 70×2=140

秦始皇陵                40×2=80

カート                    8×2=16

兵馬俑博物館            90×2=180

買い物                         32

夕食                         56

宿泊費/日                    343

計                       851RMB(=12765円)

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