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拙政園、獅子林、耦園(第16日)

 「獅子林(ししりん)」は元の時代(1271-1368)の名園。著名な画家倪雲林(ニ・ユンリン)が構想して描いた「獅子林図巻」によって造られた。太湖石(たいこいし)と呼ばれる穴やくぼみが多い岩を積み上げた築山が特徴的。この太湖石の景観が我々日本人の間でも非常に中国庭園のイメージに一致するのではないだろうか。

 庭の風景としての美しさという意味ではちょっと僕には理解しがたい。しかし、中が3次元的迷路になっているのは非常に面白い。色々なことを考える人がいるものだ。一体どうやってつくったのだろう。緻密に計算して積み上げたのだろうか、それとも今の中国の建設現場のように行き当たりばったりだったのだろうか。

Shizilin06Shizilin08Shizilin05  ただ鑑賞するだけでなく、実際に中を歩きまわることができる体験型庭園というのはとても面白い。また、石の形も牛、鳥、亀といった色々な動物になぞらえており、それらを探す楽しみもある。遊び心が満載だ。子供たちが行ったり来たりはしゃぎまわっている。実際に探検してみると、腰をかがめて洞窟を抜けると山の上に出て視界がぱっと広がったり、様々な角度の景色を楽しむことができる。名園を鑑賞するという高尚な態度を捨てて、単純に仲間と迷路遊びをすると楽しめる庭園だ。

Zhuozhengyuan16_2Zhuozhengyuan07Zhuozhengyuan02  蘇州四大名園の一つ「拙政園(せっせいえん)」は明代の御史(ぎょし、官吏の不正を監察する役人)王献臣(ワン・シエンチェン)によって造られた個人庭園。5.2ヘクタールある蘇州最大の古典園林。拙政という名は西晋時代を代表する文人潘岳(パン・ユエ)の「閉居賦」の一節、「拙者之為政(愚か者が政治を行っている)」から採っている。庭園の1/3を占める水を中心として構成されている。とにかく広くて庭園というよりは公園という印 象で、少々趣に欠ける。残っている建物は清代後期の形式。個々の建築では船の形をした香洲の意匠が面白い。また、ステンドグラスが入った洋風の雰囲気をもつ部屋もなかなかだ。

Ouyuan01  「耦園(オウユエン)」はこの日3つ目に訪れた庭園。前日にも感じたことだが、一日3つの庭園をまわるのは限界のようだ。本当なら2つで止めておくべきだろう。3つ目ともなると、疲れてどんな庭だったか記憶にあまり残っていない。非常にきれいに庭を切り取ったピクチャーウインドウがあったことだけが印象に残っている。

拙政園入場料                 70×2=140

獅子林入場料                  30×2=60

耦園入場料                   20×2=

昼食                             

アイス・ジュース                      24

夕食                            147

コーヒー                           56

タクシー                           18

市内バス                            2

宿泊費/日                        358

計                           854RMB (=12810円)

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