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黒檀茶盤(第11日)

 妻は中国茶に凝っており、シンセンでも茶葉屋さんが沢山入っている建設路にある三島中心や茶葉世界に良く出かけていた。なじみの店まであり、店のおばちゃんとも仲良く話しているようだ。なかなかたくましい。

妻のせいかは知らないが、そのお店は日本人や韓国人の固定客が多いそうだ。中国で買い物をするときには基本的に値段交渉が必要。値段を聞くと大抵最初にものすごくふっかけてくる。それは外国人に対してはなおさらだ。言い値の半額くらいで交渉成立しても相場よりまだまだ高いなんてことがよくある。このやりとり自体を楽しむ人もいるが、僕のようにいちいち交渉するのが非常に面倒だと感じる日本人も多いようだ。そのお店では最初の言い値が相場に近い。最終的に多少高かったとしても、最初にとんでもない値段を聞いたときのうんざり感よりはましということなのだろう。長期的に商売をするのであればこのやり方の方が賢いと思うのだが、中国では短期的視点で商売していると感じることが実に多い。ただ、最近はかなり変わってきたと思う。

家には竹製の茶盤(チャーバン)が既にあるのだが、シンセンではあまり売っていない、黒檀(こくたん)製がほしいという。「そんな荷物になるものどうするの。旅行中自分で運んで持って帰るのなら買えば。」と僕が言うと「自分で運ぶから買う。」と妻が答える。どうやら、本気らしい。感心するやら、あきれるやら。友人の奥さんに教えてもらった近所のお茶葉の卸が集まっている場所へ行ってみた。そこは中山公園の南西方向、中山路(ジョンシャンルー)と屏南路(ピンナンルー)の交差点付近にある。いかにもという感じの雑居ビルが2棟建っている。お茶関連の店がひしめくビル内をくまなく歩く。

妻の買い物に対するエネルギーには敬服する。僕にはまねできない。数十軒あるお店を全てチェックしながら気になる店を覗く。この時点で既に2周している。時々値段を聞いて相場を把握しているようだ。次にほしい茶盤(チャーバン)に近い商品を置いている店で「こんなのはあるか。」「あんなのはあるか。」と質問しながらもう一周。お店のひとが奥から色々な茶盤を出してきてくれる。小さいサイズでシンプルな形状の黒檀の茶盤を探していたのだが、それは台湾製の去年か一昨年の型だというところまで突き止めた。ただ、ほとんどのお店では既に扱っていない。同じ台湾の企業の今年のデザインは派手すぎて今ひとつ。お店のひとは決まって「今年のデザインの方が良い。」と店に置いてある商品を薦める。「どっちのデザインが良いかは、あなたではなくて僕らが決める。」と心の中でつぶやく。お店によっては全くとんちんかんな商品を持ってきて一所懸命説明し始める。「僕らの言っていること聞いていた?それは僕らが買いたいものではなくて、あなたが売りたいものでしょう!」とつっこみたくなる。既にビルの中を何周したかわからない。不思議なことに「あれっこの店にこんな商品置いていたっけ?」ということが時々ある。見ているようで見ていない。最終的に妻のおめがねに適う茶盤を見つけて購入した。あまり値引き交渉には応じてくれなかったが割と安かったと思う。小さいサイズの黒檀の茶盤が220RMBだが、同じものが新天地で確か480RMBだった。黒檀なのでやはりずっしり重く高級感がある。他のお店で茶托や付属道具も購入した。

 

この日は他に中山公園内を散歩するなど近所でのんびり過ごすに留まった。友人宅に滞在していると、あくせく観光しな日も持つことができる。

茶道具                           338

夕食                             40

買物                            136

計                          514RMB (=7710円)

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