2007.6.14 再び青蔵高原鉄道その2(第51日)
世界一の標高を走る青蔵高原鉄道に既に二度目の乗車という贅沢を味わっている。おそらくチケット入手は年々困難になることだろう。来るときに一度見たのだが、窓の外の景色は何時間見ていても飽きない。実際何時間もずっと眺めていた。こんな景色を安全で快適な状態で眺めていることになんとなく後ろめたさを感じる。文明の利器の恩恵に与っている。
美しい車窓の風景が広がるのは、一日目。二日目は砂漠&普通の中国の町の風景が続く。この日はベッドで一日中車内TVの映画を見て過ごした。合計4本も見てしまった。1本目は『ココシリ(可可西里KeKeXiLi:Mountain Patrol)』(2004:中国)。チベットを舞台に密漁軍団と戦うパトロール隊の話。話題の陸川(ルー・チュアン)監督の実話に基づいた社会派作品。良い映画なのだが、救いの無い現実を見せられ、かなり重い。見終わった後、ちょっと辛くなる。2本目は『インファナル・アフェア(無間道 Infernal Affairs)』(2002:香港)。マイフィアに潜入する捜査官と警察に潜入するマフィアという微妙な立場にある2人の話。文句なく面白い。監督はアンドリュー・ラウ、主演は香港の大スタートニー・レオンとアンディ・ラウ。2006年にはハリウッドで『ディパーテッド(The Departed)としてリメイクされている。3、4本目の映画は『インファナル・アフェアⅡ』『インファナル・アフェアⅢ』。
ルーム・メイトのチベット青年2人とは、意識的ではないが、適度な距離をもって付き合った。一人はラサ市内の小学校の校長先生で、もう一人はラサ郊外にある学校の校長先生。ラサから来た彼は外見も話し方も洗練されて都会的な雰囲気を持っている。もう一人の彼は垢抜けない雰囲気。ただ、彼が車内で痰を吐くのには参った。習慣の問題なのだろうか。僕らは何も言えないままだった。
昼食 44
夕食 30
計 74RMB(=1110円)
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