2007.6.7 ラサ ノルブリンカ(第44日)
さっそく目的地のポタラ宮へと向かう。現地の窓口でパスポートを提示してチケットを受け取る。チケットには翌日の日付と時間が記載してある。どうやらチケットではなく整理券のようだ。ちょっと拍子抜け。入場制限をしているらしく、事前に整理券購入が必要なのだ。僕らは翌日の券を入手できたが、観光シーズンはチケット入手が難しく、せっかくチベットに来てポタラ宮を観ずに帰る人も多いと聞く。
気を取り直してノルブリンカへ行くことにした。ノルブリンカはダライ・ラマの夏の離宮で、4月から9月はここで政務を行っていたが、現在は公園となっている。ダライ・ラマ7世によって1755年より建設され、歴代ダライ・ラマが随時施設の増築を行っている。タクテン・ボタン(新宮)は、1954年にダライ・ラマ14世が20歳のときに建てられた。1959年に中国の人民解放軍がラサに入ったときにダライ・ラマ14世のチベット脱出の舞台となったのがこの場所。
「ノルブリンカ」はチベット語で「宝の庭」という意味だそうだが、庭園自体は広いだけでそれほどの場所とは思えなかった。管理が行き届かず少し荒れている印象さえあった。しかし、点在する建物はヒューマンスケールで親しみ易く、悪くない。壁という壁、柱という柱はカラフルな色彩で装飾されており、確かに派手なのだが、同時にどこか質素な雰囲気も持ち合わせていた。内部は少し暗いが、その分ハイサイド・ライト(高窓)の光がとてもよく効いている。
昼食 46
バス 4
ノルブリンカ入場料 60×2=120
茶 27
買物 22
宿泊 280
計 499RMB(=7485円)
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