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2007.6.8 ポタラ宮(第45日)

 西安の兵馬俑(へいばよう)に続き、2つ目の長年の夢がかなった。それはポタラ宮をこの目で見るということ。ポタラ宮は海抜3700mの丘の上、というか丘と一体となって聳え立つ。町のどこからでも眺めることができ、実際はラサ入りした日にすぐ目の前に現れた。澄んだ青空を背景として宮殿の赤と白が際立つ。世界遺産にふさわしい壮大な建築。とても人工物とは思えない。よく言われることだが、地面から天へ向かって隆起したようだ。ちょうどアニメ宇宙戦艦ヤマトのオープニングのイメージ。ただ、周囲に漢民族がつくったつまらない近代の町が迫っているのだけが残念。

Potala01 Potala03  ポタラ宮は、7世紀半ばにチベットを統一した吐蕃(とばん)王朝のソンツェン・ガンボが築いたもの。9世紀に吐蕃王朝滅亡後に荒廃したが、1645年からライ・ラマ5世によって再建され、歴代ライ・ラマにより拡充されていった。紅宮(ボタン・マルボ)と白宮(ボタン・カルボ)から成る。紅宮は宗教活動を行う場で、白宮は政治活動や生活の場で、部屋数は1000を越すという。頂上まで外観上13層からなり、高さは110m以上に及び、東西360m、南北270mの規模を誇る。

Potala11 Potala13 ふもとから見上げると、やはり圧倒的迫力。鮮やかな白や紅の塊が幾重にも重なる。壁は垂直ではなく少し内側に傾く、つまり各塊は台形をしている。この斜め外壁線が天空を切り裂く景色がチベットの風景を特徴付けている。丘の麓からなだらかな石畳の階段を上っていく。間近で見る外壁、窓、庇などの意匠がまた美しい。特に低層部の段々の意匠を特徴づけている手すり壁のディテールがかっこいい。石と土と木と枝の組み合せが素晴らしい。チベット族の都市や建築を創造する芸術的才能が異彩を放っている。

 文句無く、僕が今まで見た中で最も美しい建築の1つだ。

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