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トリヤ(シンセン訪問)

 1年ぶりくらいにシンセンにやってきた。

 久しぶりなので一番楽な方法、香港から直接シンセンの蛇口(Shekou)にフェリーで入った。ターミナルに着くと目の前に中集集団(CIMC)のカーテンウォールビルが現れる。これは7、8年前に新日鐵に勤めていた頃に設計及び現場監理を担当したプロジェクトだ。とてもきれいに使ってくれているので嬉しい。中国の多くの建物は数年経つと、築20-30年かと思うほど古びてしまうものが多い中、このビルは例外といって良い。ただ、見る度に外壁の曲面の1箇所がスムーズに連続していないのと、頂部のデザインのまずさが気になる。設計者として反省している。

 とりあえず、N氏に電話してみる。シンセンに遊びに来るときはいつもN家に居候させてもらっている。シンセンに住んでいた頃、僕を含めて大勢にテニスをゼロから教えてくれた奇特なひと。テニスだけでなく彼のおかげでシンセン生活を楽しく過ごすことができた日本人は数知れない。子供が生まれたばかりなので今回はどこかホテルを探さなければならないと思っていたが、幸い今回も泊めてくれた。

 夜はシンセンの事務所での以前の設計仲間K氏夫妻と会うことになっていた。僕の希望で福田区福中(Fuzhong)路の人材大廈(RencaiDasha)の向かい辺りにある「トリヤ」で食事した。本当の店の名前は覚えていないが、“香油鶏(Xiangyouji)”という鳥料理(一般的に “白切鶏”と呼ばれる料理に近い)がおいしいので僕らが勝手に「トリヤ」と呼んでいる。いつも大勢でにぎわっている地元の人気大衆料理屋。安くておいしい僕らにとっての居酒屋、仕事帰りに何度飲みに来たか知れない。数年前に半日デモが起こったときに中国人の酔っ払いにからまれたこともあった。

 まず、鳥と海老とお気に入りの青菜2品を注文した。具体的調理名は以下:香油鶏(Xiangyouji)、白灼蝦(Baizhuoxiaバイジュオシア、えびを湯がいたもの)、上湯豆苗(ShangtangDoumiaoシャンタンドウミァオ、辛くはないが見た目カイワレダイコンのような野菜)、芥蘭(Jielanジエラン、アブラナのようで歯ごたえのある野菜)。やっぱりココのトリはうまい。にんにくとよくからまった鳥を添えてある香菜(Xiangcaiシァンツァイ)と一緒に食べるとまた格別。今回シンセンに来た目的の一つ、ココのトリを食べること、を果たした。

 四川省(しせんしょう)の成都(せいと)のプロジェクトが途中でストップし、K氏もこの春節後に帰国するらしい。需要の多い中国といえども、建築プロジェクトは実際に建物が建つところまでこぎつけるが難しい。

K氏の奥さんのMさんが白酒(バイジョウ)を飲みたそうにしているので、最後に皖酒王(ワンジョウワン)を注文した。皖酒王は安徽省(あんきしょう)の白酒、手ごろな値段でおいしい。僕らはいつも32度の低い度数のものを飲む。通常白酒は50度前後のお酒だが、50度までいくと味が全くわからない。ただ、ほとんどの日本人は白酒をあまり好んで飲まないらしい・・・。気持ちよくなったところで彼らと別れてN家へと帰る。N家へ着くと、いつものように奥さんのWちゃんに怒られながらN氏と夜中までおしゃべりをした。

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