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シンセン出張091026-高層ビルのデザイン?-

 模型屋、地元協力設計事務所に寄った後、友人の会社に顔を出した。彼は不動産開発の仕事をしているのだが、不況の影響を受けてかなり苦労している。具体的にはプロジェクトが中断したために資金に困っているようだ。また、開発地の政府の人間が半分以上逮捕されたらしい。なんと中国的な話だろう。最近再びプロジェクトが動き出しそうで、彼の声も少し明るくなった。

 お茶を飲みながら「5年後でも10年後でも待っているから今度僕にも設計させてね。」「いや、5年もかからない、3年後に。」なんて冗談のような本気のような雑談をしていた。

 彼が「僕はまだダメだが、成功している友達の社長を紹介してあげるよ。」と同じビル内に入っているある企業へと僕を連れていく。ちょっと受付で待たされるが、無視して彼は中へどんどん入っていく。社長室の扉を開け、「大社長になって僕を中に入れてくれない・・・」と文句を言いながらおしゃべりを始める。僕のことを日本の建築家だと紹介する。「ちょうど建築プロジェクトの会議がこれからはじまる。」とその社長が担当者を呼び出す。

彼らは本社ビルの新築を計画しており、今日設計事務所が案を持ってくるらしい。わけがわからないまま、日本の専門家だということで設計事務所のプレゼンテーション会議に立ち会うことになってしまった。あまり良いデザインとは思えなかったが、会議では当たり障りの無い意見を言うに留めた。

 会議終了後、諸々資料をコピーしたCDを渡された。

担当者:「もっと良い案を出してくれたら採用するかもしれない。」

筆者:「11月中くらい提出するというのでどうですか。」

担当者:「そんなに時間が無い。細かいことは無視して外観だけ考えれば良い。」

筆者:「11月2日が今やっているコンペ提出で、11月4日に帰国するので。」

担当者:「うーん困ったね、申請の期限が迫っているので11/5より前にもらわないと意味が無い。」

筆者:「・・・・。」

担当者:「まあ、できる限りで。」

 今日始めて会ったどこの馬の骨とも分からぬ外国人に「一週間で高層ビル一本デザインして!」。うーんなんとも乱暴で中国らしい。こんな胡散臭い話、無視するのが良識ある日本人のとる態度なのだろうが、さてどうしたものだろうか。というか物理的にほとんど無理!だが・・・。

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