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2012年6月

京都大学創立記念行事音楽会

京都コンサートホールへ京都大学創立記念行事音楽会を聞きに行った。

「歌曲、オペラ・アリアと重唱の醍醐味」と題してテノール歌手の小餅谷哲男さんとソプラノ歌手の林田明子さんの独唱及び重唱。

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元々クラシック音楽に興味があるわけではなく、「タダなら行ってみようか」という乗りだ。オペラコンサートなんて今まで一度も行ったことがない。

イタリア語で歌っているので、意味は分からないのだが、引きこまれる。後半の重唱では何だか胸がジーンとしてしまった。芸術というのは不思議なものだ。白石智雄さんという音楽評論家の解説を交えてのコンサートだったことも素人の僕にとっては楽しめた。

クラシック音楽に限らず、元々興味のないものでも色々触れてみよう!

かばんの修理(一澤帆布)

修理に出していたカバンが2ヶ月ぶりに戻ってきた。とてもうれしい。

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京都東山にある一澤帆布で5,6年前に買ったカバンの底が擦り切れてきた。気に入っていたので修理をお願いすることにした。実際いくらかかるのか内心ドキドキしていた。お店に行ってカバンを渡すと、ちょっと待たされた後に修理方法を説明してくれた。

「底布を全面はり換えることになり、3000円かかります」「サイドポケットも修繕すると+1000円になります」。安っ、なんて良心的な値段なんだろう!一万円くらいかかるのかと覚悟していたので胸をなで下ろした。その場で職人さんに聞きに行ってくれたようだ。売り場と制作現場が一緒というのは素晴らしい。百貨店などで買うとこうは行かないだろう。

最近は何でも修理するより、新品を買う方が安かったりする。気に入ったものを長く使い続けられるのは素晴らしい。5年後に擦り切れたら、また修理に出そう。

多賀大社

15年ほど前、会社の寮を設計させて頂いたダイニック㈱を訪ねて滋賀県多賀町へやってきた。大きく成長した桜の木に隠れた建物を懐かしく眺めた。ダイニック㈱はクロスのメーカーだが、最近は有機ELテレビの水分除去材コーティングといったハイテク分野の仕事もされているそうだ。

せっかく多賀まで来たので多賀大社をお参りして帰ることにした。まず、門の前の太閤橋におどろく。大きく中央が盛り上がった石造の太鼓橋で、実際に渡ることができる。もちろん渡った。足元が怖いが、景色が大きく上下して楽しい。秀吉が母親の病気回復のお礼に寄進した1万石によって築造されたので「太閤橋」と呼ばれている。

門を潜って、まずは手水舎(ちょうずしゃ)で身を清め、拝殿にて拝礼。見事な檜皮葺(ひわだぶき)の屋根。檜皮がきれいに収まった軒の曲線の美しさに感動する。日本建築は「屋根の建築」とも言われることに納得。

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多賀大社の創建年代は不明だが、古事記に「伊邪那岐命は、淡海(おうみ)の多賀にまします」とある。現在の社殿は昭和7年(1932)に再建されたもの。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の二神を祭神とする。

多賀町役場の建築がかっこ良かったので思わず一枚。

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