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多賀大社

15年ほど前、会社の寮を設計させて頂いたダイニック㈱を訪ねて滋賀県多賀町へやってきた。大きく成長した桜の木に隠れた建物を懐かしく眺めた。ダイニック㈱はクロスのメーカーだが、最近は有機ELテレビの水分除去材コーティングといったハイテク分野の仕事もされているそうだ。

せっかく多賀まで来たので多賀大社をお参りして帰ることにした。まず、門の前の太閤橋におどろく。大きく中央が盛り上がった石造の太鼓橋で、実際に渡ることができる。もちろん渡った。足元が怖いが、景色が大きく上下して楽しい。秀吉が母親の病気回復のお礼に寄進した1万石によって築造されたので「太閤橋」と呼ばれている。

門を潜って、まずは手水舎(ちょうずしゃ)で身を清め、拝殿にて拝礼。見事な檜皮葺(ひわだぶき)の屋根。檜皮がきれいに収まった軒の曲線の美しさに感動する。日本建築は「屋根の建築」とも言われることに納得。

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多賀大社の創建年代は不明だが、古事記に「伊邪那岐命は、淡海(おうみ)の多賀にまします」とある。現在の社殿は昭和7年(1932)に再建されたもの。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の二神を祭神とする。

多賀町役場の建築がかっこ良かったので思わず一枚。

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